坂元のくろずができるまで

今年も春の仕込みがはじまりました。

壺造り黒酢がどのようにしてできるのか、

こだわりの伝統製法、つくり手の想いをご紹介します。

  • 仕込み
  • 熟成

自然の力を借りて黒酢を育てる場所 壺畑

壺が並び黒酢を造る場所を、農作物を育てる畑になぞらえて「壺畑」と呼んでいます。

10箇所の壺畑に並べた約52,000本の陶器の壺。その壺ひとつひとつが大事な小さな工場です。

そこに住み着く様々な微生物と、太陽光エネルギーの力を借り、坂元のくろずが育まれます。

200年以上続く伝統製法

坂元のくろずのこだわり

江戸時代後期(1800年頃)、鹿児島県霧島市福山町で壺を使った米酢造りが始まりました。

坂元醸造はこの時期に米酢づくりをはじめ、現在も当時と全く変わらない伝統製法を守り続けています。

坂元のくろずは1年から5年もの長い時間をかけてゆっくり発酵・熟成させ、収穫の時を迎えます。

1つの壺の中で全ての発酵が連続的に行われるこの造り方は、世界でも類を見ない製法です。

  • 仕込み

    1. 仕込み

    原料は、「蒸し米」「米麹」「地下水」の3つだけです。気候が適した春と秋に行います。液面に均一に麹をまく「振り麹」は、安定した発酵環境を整えるために重要な工程です。

  • 2. 糖化・アルコール発酵

    麹菌酵母の力で、でんぷんがブドウ糖に、ブドウ糖がアルコールへと変わります。また、乳酸菌の働きにより、雑菌の増殖が抑えられます。

  • 3. 酢酸発酵

    アルコールができると振り麹が自然に液中に沈み、酢酸菌の働きにより、アルコールが酢酸へと変わります。

  • 4. 熟成

    熟成することで少しずつ琥珀色が深まり、まろやかな酸味の黒酢となります。

同じ日に同じ原料を同じように仕込んでも、黒酢の成長過程は様々。

醸造技師たちは毎日、1壺1壺黒酢の顔色を五感で確認し、自分の子どもを育てるように、愛情をもって成長を促す手助けをしています。

つくり手の想い

醸造技師写真

私たちの黒酢づくりは、200年以上続く伝統製法を守りながら、先人たちの想いを継承するものです。

原料にこだわり、自然の力と向き合いながら、

1年以上の時間をかけ、手間ひまを惜しまず本物の品質を追求しています。

一つひとつの壺に責任を持ち、子供のように育てています。

これからも、お客様の健康と安心に貢献できる黒酢を、誇りをもって作り続けてまいります。

醸造技師長 坂元宏昭

仕込み

今年も春の仕込みがはじまりました。

一つひとつ手作業で行う仕込み。

ここから長い時間をかけて、黒酢が育っていきます。

現在お届けしている商品も、同じ工程を経て大切に育てられたものです。

こだわりの壺造り製法だからこそ、まろやかでコクのある風味が生まれます。

大切に育て上げた、自慢の黒酢をぜひご賞味ください。

坂元のくろず商品